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歯根嚢胞VS歯医者さんfeat僕【体験談】

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やあみんな、ふーかだよ。

いきなりなんだけどみんな歯医者ってどう思う?

僕はね、端的に言って滅ぼしたいくらい嫌い。

理由はあとで説明するよ。本題はそこじゃないんだ。

 

今回話すのは悲しいお話。僕が体の一部を失ったときの話だ。

ぜひ最後まで読んでほしい。

そして今後は僕のような悲しい犠牲者が出ないことを願う。

 

ことの始まり

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ふと口の中に違和感を感じたのがきっかけだった。

痛み、というよりは違和感。歯と歯茎の間になにかがあるような違和感があった。

口の中を確認すると両方の奥歯の歯茎に白いおできや口内炎のようなものが一つずつ、ぽっこりできていた。

痛みも大してないしチョコラBB飲んどけば治るかと思ったら日が経つごとに痛みが増してきた。

とりあえず指で思いっきり押したり爪で刺したりしたら少し痛みは和らいだ。

これはよろしくないということで近所の歯医者へGO。

 

レントゲンを撮ってもらうと歯医者さんが「あー・・・」とか言ってる。

え? なに? どうしたの? さっさと治してよ。

 

「歯の根っこに膿が溜まってますねー」

ほう、聞かぬ症状だ。続けたまえ。

 

「多分前に根の治療したでしょ? そのときの治療がへたくそで根に細菌が残ってたんだろうね。それが繁殖しちゃってるね」

なるほど。把握した。治すがよい。

 

「ここまでひどくなると治してもまたすぐ再発するだろうし両奥歯抜歯ですねー」

 

え? 抜歯???

 

ちょっと待って両奥歯抜いたらステーキとか食べれなくなるんじゃないの?

というか僕そんな大それた覚悟持ってここに来てないんですけどあのあの。

 

「今日いきなりっていうのは怖いと思うのでとりあえずほかの虫歯治しますね。抜歯は次回以降にしましょう」

「あ・・・はい。オネガイシマス」

 

帰宅後速攻で病気を調べてみるとどうやら僕の症状は歯根嚢胞というらしい。

根幹治療、いわゆる根の治療で治ることもあるらしいのですぐに近場の根の治療で有名な歯医者に予約を取る。いわゆるセカンドオピニオンってやつだ。

さっきの歯医者は次回以降キャンセルした。僕の大事な奥歯を奪おうとする者にこれ以上会う必要なし。

次の歯医者さんには「ほかの歯医者で両方抜歯したほうがいい」と言われたことを伝えて実際に見てもらうと。

 

「たしかに難しそうですが左だけなら助けられるかもしれません。右は残念ながらもう歯が割れかけてますので無理でしょう」

 

右はもう死んでるのか・・・でも片方だけでも助かるなら! ということでここで治療してもらうことに。

 

「普通の根幹治療より時間がかかると思いますががんばりましょう!!」

 

よろしく頼むぜ先生!!

こうして僕の長い闘病生活が幕を開けたのだった。

 

歯根嚢胞(しこんのうほう)とは

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 歯根嚢胞は歯の神経が死んでしまうと神経が入っていた空洞に細菌が繁殖し、毒素や細菌が根の先から顎の骨に出され膿の袋ができることです。体は毒素が顎の中に広がらないように袋を作って閉じ込めようとします。これが嚢胞(のうほう)、膿の袋です。原因は神経が自然に死んでしまったり、不適切な根の治療によって起こります。症状がなく進むことも多いのですが、歯茎から膿が出たり、大きく腫れて痛みとして出ることもあります。

出典:http://hanoblog.com/radicular-cyst-4768

 

根の治療で取った神経があったところに細菌が繁殖しちゃって起きるらしい。

細菌のせいで出た膿が行き場をなくして歯の根っこに溜まるわけだね。

画像の黒く塗りつぶされてるところが膿の袋があるところ。

 

おできみたいになってたのは膿の袋が限界を迎えてできた噴火口みたいなものなんだってさ! どうりで押すと膿が出てくるわけだね。

僕は死ぬほど痛い! ってほど痛くなかったけど常に軽く痛んでかなりストレスだった。

大きくなるとかなり痛みが出るらしいから我慢しないで早めに歯医者に行ったほうがいいね。

ちなみに自然治癒はしないので要注意。我慢は症状を悪化させるだけだよ!

 

この病気、放置しとくと顎の骨が溶けます。こっわ。

膿袋がでかくなればなるほど溶けていくから早く歯医者に行こう。

骨が溶けすぎるとインプラントもできなくなるし輪郭がゆがむ可能性もあります。

 

歯根嚢胞の原因

原因はいくつかあって基本的には

・根幹治療をした歯医者が未熟だったため細菌が混入した。

・根幹治療のときに歯医者をドタキャンしていかなくなったりしたため根に細菌が繁殖した。

 

原因は間違いなく大学時代に歯医者をドタキャンしまくってたからである。過去の僕をぶちのめしたい。

というか歯医者も歯医者だよなあ!? 治療に何ヶ月かけんだよ! 一発で治してくれ! 金なら払う!

毎週毎週そんな行けないって。ねえ? 一回帰宅したら外に出れない人間なんだよ僕は!

 

このへんが冒頭で言っていた僕が歯医者を嫌いな理由である。

ちなみにドリルも嫌い。あれ兵器じゃん。命を刈り取る形をしてる。

 

終わることのない根幹治療

最初に言われた通り長期戦が始まった。

左奥歯の治療をしつつほかの虫歯を治していく。

 

毎週歯医者に行っては奥歯のかぶせものを外して中の膿を出して中を洗浄してまたかぶせものをする。

そしてほかの虫歯の治療をする。

毎週両方合わせて30分程度だったけどこれがめんどくさい。

ただサボると細菌が繁殖して治療が長引くので毎週サボらずに通った。

 

途中から虫歯もすべて治療が終わり完全に根幹治療のためだけに歯医者に通う日々になった。

神経のあった穴って細いうえに複雑だから目視で完全に綺麗にするの難しいんだってさ!

だから毎週掃除して嚢胞ができなくなるまでやるらしい。アーン? なるほど持久戦ってわけだ。

もうそこからは歯医者さんと俺様チームVS歯根嚢胞との無限タイブレーク。

細菌がなくなるか手塚の肘が壊れるかの勝負だった。

 

そして10ヵ月ほどでようやく治療を終えた。膿はほぼ消えた。手塚の肘も壊れた。

 

これでようやく歯医者から解放かと思えば再発の危険もあるとのこと。嘘やろ・・・

 

「次回再発したら抜歯も考えましょう。数年寿命を延ばした程度と考えてください」

 

だってさ。

大事に歯ブラシして少しでも長く使ってあげよう・・・

僕はこのとき電動歯ブラシを買う決意をした。

そして買った。すごくいいです。

 

ちなみに右奥歯は通い始めて1ヵ月くらいで抜かれた。

歯医者さんもあがいてくれたけど歯根嚢胞には勝てなかったよ・・・

 

ほとんどまともに歯が残ってなかったので抜く前に砕いて4つくらいにバラバラにして嚢胞と一緒に取り出してた。

奥歯と同じくらいの大きさになった嚢胞がとれたんだけどグロテスクなので写真は載せませんあしからず。

写真は歯根嚢胞で調べればたくさん出てくるよ! グロいから気を付けてね!

あと抜いた後めっちゃ腫れたし痛かった。

 

まとめ

この歯根嚢胞を発症したのは2年前の今頃で治るまで10ヵ月もかかるという難病だった。

さて、なんで2年も前の話であるこの記事を書いているかというとね。

 

歯根嚢胞、再発した

 

奥歯が痛えよおおおおおおおお!!! おろろーーーん

これは完全にあれ。歯の根っこに膿が溜まって圧迫されてるやつ。

この感じ・・・知ってるぜ。おめえ2年前にも会った奴だろ?

 

鏡で見たら奥歯の歯茎に一見口内炎にも見える嚢胞のぽこっとしたおできのようなものができてた。

押しつぶしたら膿出てきたよ。お久しぶりですね。お元気でした? ここシャボンディ諸島でしたっけ? おまえみてえなやつ仲間にした覚えないんだけど?

 

果たして僕の奥歯はどうなるのか。今後ステーキを食べることはできるのか。こうご期待。

これリアルタイムなんで、とりあえず来週末歯医者に行ってきます。

 

~続く~

 

その2