やってみたいがここにある

やってみたいこと、行ってみたいところ、してみたいことを紹介するという設定の雑記ブログ。略称は「やってここ」

パチンコ・パチスロ業界への規制はギャンブル依存症対策として絶大な効果がある

【スポンサーリンク】

 ここ最近、といっても1年以上前からだが、パチンコ・パチスロに関する規制がどんどん厳しくなっています。

出玉速度の低下、獲得最大出玉の低減、MAX機AT機の消滅・・・今まさにパチンコ・パチスロ業界は崖っぷちに立たされていると言っていいでしょう。

今は引退したとはいえ、昔は死ぬほどお世話になっていた業界。

今後のパチンコ業界について考察してみようと思います。

パチンコ・パチスロの規制内容

 

規制内容はざっくりこんな感じです。

 

パチスロ

・AT(アシストタイム)の消滅
・純増枚数2.0未満に設定
・一度の当たりで3000枚(6万円)以上の獲得を禁止
・大当たりへの設定差の撤廃
・Aタイプ最大払い出し枚数が480枚(9600円)から300枚(6000円)に
・4時間で2500枚(5万円)までの払い出し
・みなし機の撤去

 

パチンコ

・大当たり確立1/399(MAXタイプ)の撤去
・大当たり時のラウンド数を16ラウンドから10ラウンドに減らす
・大当たり時の最大出玉を2400発(9600円)から1500発(6000円)に変更
・4時間で12500発(5万円)までの払い出し

 

ほかにもいろいろあるのですが、影響の大きそうなものはこのあたりですかね。

パチンコ・パチスロを打たない人からしたらなんのこっちゃ、という感じですが、これはとんでもない規制です。

 

規制によって起きるであろうこと

f:id:hu_kaa:20171018164429j:plain

 

現在の遊戯客は一気に離れるでしょう。

今のホールの状況を見れば明らかで、客は規制を守った新基準の台には目もくれず、規制前からあるバジリスク絆、魔法少女まどか☆マギカ、GOD-神々の凱旋-などのいわゆる旧基準台にばかり集中しています。

旧基準台の爆発力、出玉感に飼いならされた客には新基準の遅い出玉では物足りないのです。

 

というより、新基準台では単純に勝てない。

基本的にユーザーが不利になる要素しかないですからね。

新基準台は出玉速度、一撃出玉が抑えられ、ラッキー1発で一気に負けを取り返せることが減りました。

低設定ではどうやっても勝てないようになっています。

つまり運で勝てることがほとんどなくなったのです。

 
4号機から打っているようなコアなファンは残るでしょう。

規制が入り、4号機から5号機になり出玉速度や爆発力が減ったときも残ってきたギャンブルエリートたちなのですから。

 

しかし、5号機から入った若い世代、1990年以降の生まれの世代は離れていくでしょう。

パチスロといえば5号機だし、パチンコだってMAXありき、16ラウンドの世代です。

それが6号機になったら急に、入れる金額は変わりません。でも当たったときにもらえる金額は減ります。勝てるときもゆっくり出るので滞在時間は延ばしてね。

なんてことを言われても若い客はついくるわけがありません。

遊戯性だなんだと綺麗事を並べても客が欲しいのは金なんです。

 

1時間以上かけて2-3万円を入れて、ようやく掴んだ当たりが5分で終わり3000円程度しか返ってこない。

そんな遊びを誰がするんでしょう?

一発ラッキーがあれば1万円が5万円、10万円に化けるかもしれないという夢を抱いて紫煙煙るパチンコ屋に来ているんです。

しかし規制でその夢さえも取り上げられました。

こんな状況が続けば依存症の客でもそのうち気づくでしょう。

金の無駄だ、と。

 

ホールはどうなる?

低貸が増えるでしょう。5スロや1パチの低貸を打っても物足りず、その足で20スロや4パチに手を出す人は多いです。高レートの幸福感を脳が覚えてしまっているからです。

低貸はほとんど設定1で釘も極悪ですが、ユーザーも勝ちより楽しむことを目的にしているので遊んでくれます。

利益は少なくても客を呼ぶための餌にはなります。

 

とはいえユーザーの減少は免れません。

4号機から5号機に移行した際もユーザー離れが加速し、規制の一部緩和を行いました。

6号機でもユーザー離れが起きることは間違いないため、どうしてもユーザーを戻したい業界が規制緩和を警察庁に陳情することは予想されます。

通るかどうかは別として、この規制緩和の陳情がパチンコ・パチスロ業界の分岐点になるのではないでしょうか。

ただ6号機移行後に様子を見る期間はあるでしょうから実際に規制緩和が行われるとしても2~3年後ではないでしょうか。

個人的な予想では東京オリンピックが終わったころにこっそりと陳情すると予想しています。

 

無論、利益が少ないので4パチ、20スロの設定状況もかなり厳しいでしょう。そこから利益を回収するしかないのですから。

設定6という都市伝説に踊らされるのはそろそろ辞めて、ホールの現実を見てみましょう。誰も出してませんよ。

 

まとめ

今回のパチンコ・パチスロ規制が業界を潰すため、依存症ユーザーを減らすためにやっているのだとしたら大成功だと言わざるを得ないですね。

現に僕もパチスロを引退したし、友人たちも続々と辞める、または頻度を減らしています。

滅多に勝てない以上、客の金が尽きるのも早いのだから足が遠のくのも当然です。

 

個人的にはいい流れだと思います。というか遅すぎたくらいですね。

パチンコ屋の禁煙も進んでいくようですし、東京オリンピックに向けてどんどん規制を厳しくして駅前からパチンコ屋をなくしてほしいと思います。

辞めたくても辞められない人も手の届く場所からパチンコ屋が消えれば辞められるのですから。

 

関連記事

僕の友人カイジくんの伝説を紹介する

僕がパチスロを辞めようと思う瞬間ベスト5

パチスロで生活できるくらい稼いでいたけど引退した話